看護師,少ない

進む看護師の離職・看護師の不満

今まで患者として受診して見ていた看護師の仕事と、自分が働いてみて分かる労働の過酷さを痛感し、そのギャップに戸惑ってしまうのでしょうか?
看護師のみなさんは、資格を取得する際に看護師の3Kを習いましたよね。そう、「危険」「汚い」「きつい」です。

看護師の仕事にはこの3Kが付いてくると教えられます。でも今は3Kではなく、9Kにまで数が増えているのです。

9Kってなに!?

今までの「汚い」「危険」「きつい」に加え、「休暇が取れない」「薬が手放せない」「給料が安い」「婚期を逃すor遅れる」「規則が厳しい」「化粧乗りが悪い」の6項目が新たに加えられました。

このような昔から言われている、業務についての内容が影響しているのも考えられます。

医師も不足しているって知ってましたか?

不足しているのは看護師だけではなくなり、医師不足も聞かれるようになって来ています。
平成21年に日本看護協会により行われた調査では、看護師の離職率は常勤職員で11.9%、学校を卒業して就職した新卒職員は8.9%と報告されています。

新人指導に対して、教育研修責任者等の配置が実施され、制度が充実されている医療機関では新人看護師の離職率は8.8%と低い数字なり、新人指導が十分でない医療機関での新卒看護師の離職率は13.4%と少々高い数字となりました。

短期正職員制度とは?

小学生の子供を持つナースなどで、労働時間が他の看護職員と同じような時間帯で行えないという看護師に向けた短期正職員制度というものがあり、この制度を導入している病院では、未だ導入していない医療機関よりも常勤職員・新卒職員ともに離職率が低くい傾向にあります。

看護師の不満は労働にある!?

過酷な労働をこなす看護師の離職は、やはり業務に原因があったのでしょうか?
ナースたちが改善を望んでも、なかなか実現しないのが医療・福祉の世界です。

看護師たちはどのようなことに不満や葛藤を抱くのでしょうか?

看護師の色々な離職原因

離職原因として、“看護ケア業務以外の雑務が多い”が57.8%、“医療事故を起こすのではないかと不安を感じる”が61.6%、“ナース一人の業務量が多い”が57.9%、このうちの約60%の人が育児をしながら夜勤をこなすという結果を2009年に日本看護協会が発表しています。

離職原因の背景にあるのは、結婚や子育てが多くを占めますが、休暇が思うように取れないことや過酷労働、夜勤が辛い、自分の描く看護が出来ずに達成感を得られない、給与が低いなどの業務に直結したものが挙げられます。

また、新卒看護師は先輩ナースとの人間関係や指導に悩んだり、学校で行われていた臨床実習とは違う雰囲気や業務に戸惑ってしまうようです。

大変だけどやり甲斐のある仕事です!

以上のように、様々な原因で看護師の人手不足が起こりますが、ナース不足が続くことにより、患者に行き届いたケアやニーズに答えた質の高い看護の提供を行えなくなります。

しかし看護師の中には、辛いけれども、それでも仕事の中にやりがいを見つけて働いている人もいます。

退院時に感謝されたときの喜びや、お年寄りが好きで患者のために何かしたいと思う人、患者との深い信頼関係を築けたなどのナースならではの喜びや達成感を実感できるという人もいて、看護職でしか味わえないというものがあるということはとても素晴らしいことだと思います。

看護師の離職が進むなか、忙しい業務でやりがいを見つけるのは大変かもしれませんが、ちょっとだけ肩の力を抜いてやりがいを見つけて欲しいと思います。

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