精神専門看護師

今注目されているリエゾン精神看護専門看護師とは?

精神看護専門看護師は、精神看護学のなかでも専門的に学んだ分野により、“精神看護専門看護師”と“リエゾン精神看護専門看護師”に分けられます。

まずはリエゾン(Liaison)という言葉をご紹介しましょう。リエゾンとは、フランス語で“連携・連絡”という意味を持ちます。
ここで紹介する精神看護においては“橋渡し・つながり”という意味で使われています。

看護の質を高めるリエゾンナース

患者とその家族を、医師や看護師など医療従事者との心の橋渡しをすることによって、入院中の生活環境の調整や、よりよいチーム医療が実践でき、質の良いケアを提供することがリエゾンという言葉に含められています。

リエゾン精神看護専門看護師(リエゾンナース)は精神的な病を患っている人に限らず、身体に病気を持っている患者や重労働によりストレスを溜め込んでいる医療従事者のメンタルケアも行っています。

看護師などの医療従事者のメンタルケアを行うことは、精神看護に対する知識の提供・共有、メンタルケアの発展に繋がります。また医療従事者のメンタルケアは心の負担が軽減し、患者へ提供する看護にも反映され、質の良いケアへと繋がります。

リエゾンナースに求められる役割とは

リエゾンナースが行う役割には直接ケア、連携・調整、教育、コンサルテーション、看護師のメンタルヘルス支援、倫理調整、研究などがあります。

直接ケアとは

患者や家族へのメンタルケアとしてリエゾンナースが、リラクゼーションや支持的面接(カウンセリング)などを提供します。

また直接ケアを対象とする患者には、ガンを告知された人や抑うつ的な人が多いのが特徴です。

リラクゼーション

くつろぎや息抜きを与えることにより、全身に渡る交感神経活動を低下させ、副交感神経を活性化させます。
それによりストレスホルモンが低下し、免疫機能が強くなっている状態をリラックスといい、リラクゼーションではこのリラックス状態を目指したケアを行います。

自律訓練法や呼吸法、筋弛緩法がリラクゼーション方法として挙げられています。

支持的面接(カウンセリング)

カウンセリングを行い、患者や家族の胸の内にある不安や悩みなどを傾聴することで、心の負担を軽減するよう努めています。

教育活動とは

主に院内または院外にて、精神看護に関する教育研修の企画立案と運営を行っています。
精神看護のほか、精神保健福祉法や看護研究についての教育指導が行われています。

コンサルテーションとは

看護師が患者の問題を解決しようとする際に、他分野の専門家に協力を求めることをコンサルテーションといいます。
精神疾患を患っている患者に対し、医療従事者が患者やその家族への接し方に悩むことも少なくありません。

患者に対して戸惑いを覚えたときなどにリエゾンナースに相談することが多くあります。

医療従事者へのメンタルヘルス支援とは

看護職(看護師の意味)などの医療従事者はストレスを多く抱え込む仕事です。
業務上における患者との問題などについての相談など、看護師が仕事を楽しく行えるためのケアや患者との関係改善を図ります。

倫理調整とは

勤務先の現場で発生する倫理的な問題を患者・家族および医療従事者の葛藤の解決を図ることにより、その人たちが持つ権利(人権など)を保護します。

研究活動とは

患者・医療従事者の抱える心理問題と、その問題に対する看護ケアの臨床研究を行い、看護研究の補助等を行った研究結果として、臨床現場で実際の看護ケアに結びつくように活動しています。

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